この建物は長堀橋駅から堺筋を北に向かって歩いて3分くらいのところにあります。
川崎貯蓄銀行大阪支店(現 堺筋倶楽部)
竣工:昭和6年(1931)
設計:矢部又吉
関東の小財閥であった東京川崎財閥の銀行支店建築。
設計者は帝政末期のベルリンで建築を学んだ矢部又吉。
現在は
1階はイタリアン AMBROSIA (アンブロシア)
2階3階はフレンチ L’HISTOIRE (リストワール)
そして
歴史的建造物にお客様を招待できるハウスウェディングを提供しているお店です。
私は北浜で社会保険労務士としてのキャリアをスタートさせたときに、この建物の前を通りました。なんて素敵な建物なんだろうなあと思いました。
大阪船場界隈にある大正昭和の時代にできた近世・近代の建築が大好きで休みの日に見て回ったりしていました。
しばらくして、ここを借りてお店をするというプロジェクトが進行しているという話を人づてに知りました。
2001年の秋にお店はオープンしたので、今ではそれから10年が経過しようとしている。
歴史のある建物に新しい息吹を吹き込んでまた歴史を積み重ねていってることになる。
そんな歴史と現代がマッチした空間でおいしい食事を楽しむのは至福の時間なんだと思います。